2015年11月12日

手巻き式の掛時計(クロック)修理のお預かり時の様子です



今日は手巻き式掛時計の修理、オーバーホール(分解掃除)のお預かり時の様子です。


最初の写真が分解する前のムーブメントです。

 

2枚目の写真、中央部のホゾ穴(歯車を入れる穴)には、

以前修理をされた時に施された跡が見えます。

ホゾ穴は時間の経過とともに丸から楕円に変形してしまうので、

金属部分を叩いて変形を修正していきます。

どの部分をどの位叩くかは失敗できない技術と経験が必要な作業になります。

何度も修理を行うと叩く所がなくなっていくので、

当店ではブッシュという金属片を打ちこんで補強をしていきます。

(その様子は後日ご紹介予定です)

 

2枚目、3枚目の穴の周りが黒くなっているのは、

油が酸化してドロドロになっている部分です。

油は時間が経過すると乾くのと汚れが入るのと酸化するのでドロドロになり

歯車が回りにくくなって最終的には止まります。

 

オーバーホール(分解掃除)はこれらの部品をすべてバラし、

洗浄をして部品の修正・交換を行い、

組み立てて油を差していく作業になります。

 

今後も作業の様子を少しずつご紹介していきます。

 


手巻き式の掛時計(クロック)修理のお預かり時の様子です

手巻き式の掛時計(クロック)修理のお預かり時の様子です

手巻き式の掛時計(クロック)修理のお預かり時の様子です

 


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Posted by 阿蘇Tick at 10:38│Comments(0)仕事道具や風景など
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