2015年12月23日

電池漏れにご注意ください

止まって結構経ってます、、と電池交換や修理などで時計をお預かりして

開けてみるとよく見られるのが、電池漏れです。



リモコンの乾電池を久しぶりに交換しようとしたら白い粉をふいたようになっていることがある、

あの状態なのですが、腕時計の中でも起こります。

 

この電池漏れの怖い所は内部で発生する為、白い粉が歯車などの間に挟まって止まりの原因になる所や

液漏れ自体で電池と機械本体をつなぐマイナス端子や内部をサビさせることにより、

接触不良や端子折れを引き起こしてしまう所です。

 

感覚的には海外製の電池は割と早く洩れる感じがしますが、国産でも長くなると洩れます。

一番の防止策は電池が切れたら早めに電池交換を行ってもらうことです。

 

電池式(クォーツ)の時計の場合、

針の数(秒針が付いているか)やクロノグラフ(ストップウォッチ)などの機能の有無にもよって

電池がどれくらい持つかは変わってきますが、

平均2年~3年(時計によってもっと短いものも長いものもあります)もちますので、

止まったら早いうちに電池交換をオススメします。

 

もし、しばらく使う予定がない場合は止まったままにせず電池を抜いてもらってください。

サビは内部で発生し、表(文字板や針やインデックス)へ回ります。

文字板のサビによる変色は洗浄やクリーニングでは取れませんし、

文字板交換や再生での修理が必要になり、修理代も結構かかります。

 

電池が切れたらお早めに電池交換、修理をお願いします。

電池交換、修理のご依頼をお待ちしております。

 

 

※電池漏れによりマイナス端子が折れてしまったウォルサムの内部写真です

電池漏れにご注意ください
 

電池漏れにご注意ください
 


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Posted by 阿蘇Tick at 12:36│Comments(0)仕事道具や風景など
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